2017年に100周年を迎えます

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創立100周年記念ムック「成城学園 求るところ」

講演会「古代ギリシア、遥かな呼び声にひかれて」を開催しました

イベントリポート

成城学園創立100周年の記念事業として、成城大学文芸学部主催による記念講演会「古代ギリシア、遥かな呼び声にひかれて」を10月14日(土)に開催し、約180人の聴衆が集まりました。
西洋古典学が専門の戸部学長と演劇学が専門の毛利三彌名誉教授の発案で実現したこの企画は、50余年前に東京大学で生まれた「ギリシア悲劇研究会」(通称「ギリ研」)をめぐる講演会。西洋演劇の発祥とされる古代ギリシア悲劇の研究と、その復元的上演を試みる団体でした。

日本における西洋古典学の道を切り拓いた久保正彰東京大学名誉教授、「ギリ研」発足中心メンバーだった細井雄介聖心女子大学名誉教授、「ギリ研」出身で映画界に進み東映の一時代を築いた中島貞夫監督、そして毛利三彌成城大学名誉教授、それぞれによる講演と全員の座談会の二部構成で行われました。

【第一部】講演会
細井 雄介 氏(聖心女子大学名誉教授・美学)「ギリシア悲劇研究会の歩み」
久保 正彰 氏(東京大学名誉教授、日本学士院24代院長・西洋古典学)「遥かな呼び声にひかれて」
中島 貞夫 氏(映画監督)「<ギリ研>から映画の世界へ-監督業の半生」
毛利 三彌 氏(成城大学名誉教授・演劇学)「舞台の呼び声-古代の叫びと近代の沈黙」
(講演順)

【第二部】座談会
「ギリシア悲劇研究会」の思い出
久保 正彰 氏、中島 貞夫 氏、毛利 三彌 氏 司会:細井 雄介 氏

中でも特に聴衆を魅了したのは久保正彰氏の講演。日本で最も著名な西洋古典学研究者である久保氏は、オイディプスをめぐる『アンティゴネ』『オイディプス王』『コロノスのオイディプス』の三作を通して、作者であるソフォクレスの心や人生観に思いをはせ、熱弁をふるいました。板書しながら説明する姿は、さながら大学の講義。古代ギリシアの遥かな呼び声にひかれて、1960年代日本の大学の熱い時代も蘇ったような講演会となりました。

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