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創立100周年記念ムック「成城学園 求るところ」

文学研究科創設50周年記念シンポジウム「私たちの知らない〈日本語〉」

イベントリポート

国立国語研究所共催シンポジウム「私たちの知らない〈日本語〉 ─琉球・九州・本州の方言と格標示─」

7月2日(日)、成城学園創立100周年・大学院文学研究科創設50周年記念シンポジウム「私たちの知らない〈日本語〉 ─琉球・九州・本州の方言と格標示─」を開催しました。これはプロジェクト「日本の消滅危機言語・方言の記録とドキュメンテーションの作成」を共同研究している国立国語研究所との共催で行われました。

文学研究科創設50周年記念シンポジウム「私たちの知らない〈日本語〉」

シンポジウム「私たちの知らない〈日本語〉 ─琉球・九州・本州の方言と格標示─」

講演1 「日琉諸語における分裂自動詞性と有標主格性」 
下地 理則(九州大学)
講演2 「沖縄県久高島方言の主格のゼロ標示」 
新永 悠人(成城大学非常勤講師)
講演3 「九州の方言と格標示─熊本方言の分裂自動詞性を中心に─」
 坂井 美日(国立国語研究所/日本学術振興会特別研究員)
講演4 「格標示とイントネーション─京都市方言の分裂自動詞性再考─」
 竹内 史郎(成城大学)・松丸 真大(滋賀大学)
討論会 「日琉諸語の分裂自動詞性はどのように説明できるか?」
コメンテーター 風間 伸次郎(東京外国語大学)、木部 暢子(国立国語研究所)
司会 竹内 史郎

非常にアカデミックで高度な話を無理矢理簡略化して説明すると、話し言葉の場合「花(が)咲いてる」「外(を)見てる」といった具合に「が」「を」などの助詞を省略しますが、「花子( )太郎( )殴った」ではどちらが主語なのか分からないように、省略するにも一定の法則が自然と生まれています。そうした法則の地域(方言)による差異、共通性についての専門的な考察です。琉球列島(与那国方言、久高島方言)、九州(熊本方言)、京都市方言を具体的に分析した発表が行われました。文の主題や焦点、語順などによって変化することやイントネーションや世代差など、様々な角度から検証が行われ、大変興味深い内容でした。

国立国語研究所副所長の木部暢子氏が挨拶の中で語られたように「標準語・共通語だけでは分からない日本語の多様性」を知る貴重な機会でした。

下地 理則氏(九州大学)
下地 理則氏(九州大学)

新永 悠人氏(成城大学非常勤講師)
新永 悠人氏(成城大学非常勤講師)

坂井 美日氏(国立国語研究所/日本学術振興会特別研究員)
坂井 美日氏(国立国語研究所/日本学術振興会特別研究員)

松丸 真大氏(滋賀大学)
松丸 真大氏(滋賀大学)

コメンテータ:風間 伸次郎氏(東京外国語大学)
コメンテータ:風間 伸次郎氏(東京外国語大学)

コメンテータ:木部 暢子氏(国立国語研究所)
コメンテータ:木部 暢子氏(国立国語研究所)

司会・講演 竹内 史郎(成城大学)
司会・講演 竹内 史郎(成城大学)

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