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連続公開講演「いま、教養教育を問う」~佐藤良明氏を迎え第1回を開催

イベントリポート

成城学園創立100周年・成城大学共通教育研究センター開設10周年を記念して、共通教育研究センターの教員がコーディネートする公開講演シリーズ「いま、教養教育を問う」。その第1回目が10月15日に開催されました。
講師にお迎えしたのは、放送大学教授、東京大学名誉教授の佐藤良明氏。「『専門家』という甘えの構造」と題したお話しをされました。講演には、東北や関西の大学からも多くの研究者が聴講しました。

米文学のみならず、ポピュラー音楽も研究されている佐藤氏のお話は、ボブ・ディランのノーベル文学賞の受賞(ちょうど前日、その寄稿文が日本経済新聞に掲載されたのです)から、ビートルズ、エルビス・プレスリーに及び、若者たちが音楽を通じてエリート/大衆という階級分化された構造を崩していったことなど、大変興味深いものでした。
60年代の音楽のお話は、大学教育や「教養と専門」の分離構造のお話へとスライドしていきました。教養を低位に置き、専門性を特化させることによって見えなくなってしまう大切なことが多いのではないかと、現在の学問における階層構造への違和感を訴えました。また、米国型資本主義のグローバル化が日本の教育環境に導入され、教師--生徒、師匠--弟子という人間関係が、教員--受益者へと大きく再編されている仕組みについても批判的観点からお話しくださいました。このような時代にあって、幅広い教養を身につけて広い地平に立つことが、「世界を調べる興奮」をもう一度喚起するのではないか、そのように主張されました。

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日 時 2016年10月15日(土)15:30~17:30
会 場 成城大学3 号館 311 教室
講 演 佐藤 良明(放送大学教授、東京大学名誉教授)
司 会 山本 敦久(成城大学准教授)
主 催 成城大学共通教育研究センター
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