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「いのちを守り合う成城ファミリー」プロジェクトを支える縁の下の力持ち

お知らせ

「いのちを守り合う成城ファミリー」プロジェクトとして、ここまで40回をこえるBLS(Basic Life Support)講習会を実施してきましたが、講師は、日本ライフセービング協会公認のBLSインストラクター資格を持つ初等学校、中学校高等学校の3人の教員がつとめています。そしてそれをサポートしているのは成城学園ライフセービングクラブのメンバーたち。新年度から大学ライフセービング部の新主将に就任する近藤真也さん(3年)と、高等学校ライフセービング同好会に所属し、U-19日本代表にも選ばれるなどの活躍を見せた勝又日葉さん(3年)に、学生・生徒の視点から「いのちを守る」活動について語ってもらいました。

 学園内では学生、生徒、教職員、保護者を対象に、学外でも公立中学校の教職員や授業の一環などで幅広く実施しているBLS講習会。2人はサポートメンバーとして、すでに10回以上参加。心配蘇生練習用の人形(通称アンちゃん)やAED(自動体外式除細動器)を使って実践的な練習をする際に、初めてで戸惑いがちな参加者の様子を見ながら細かなアドバイスをするなどのサポートをしています。

近藤さん
「AEDにはなかなか触れる機会がないと思います。でも、AEDを使うのと使わないのとでは蘇生率が全然違う。(講習会では)触れてもらう、ということが一番です」

勝又さん
「AEDとかは駅でも見たりするけど、実際に使うのは怖いじゃないですか。でも、知っておくことでチャレンジできるし、やってみないと分からないことがあると思います」

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高校生に胸骨圧迫を教える勝又さん(左)

ライフセービングというスポーツを通じてBLSを知った2人。今では歩いていると、AEDの存在が気になるそうで「ディズニーランドのMAPはAEDのある場所が載っているんですよ」と勝又さんは笑顔を見せました。2人にライフセービングを始めたきっかけを聞くと、さまざまでした。

近藤さん 
「僕は高校まで野球をやっていました。野球部時代の先輩が、大学でライフセービング部に入り、その先輩に誘われました。毎日、泳ぐのが本当に嫌で(笑い)。でも、夏の監視活動で命が身近なところにあると認識して、意識が変わりました。今は"人のために"という気持ちが強くなり、使命感をもってやっています。」

勝又さん
「私は幼稚園からずっと水泳をやっていて、小学校と中学校はシンクロナイズドスイミングをしていました(ジュニアオリンピックの入賞経験あり)。高校生になる時に担任の先生に声をかけていただいて、大会などに参加して楽しいなと思いました。最初は負けず嫌いな感じでやっていたのですが、パトロール合宿などで指導を受けたりして、どんどん使命感が出てきました」

講習では、参加者たちが真剣な表情で取り組んでくれている。活動を通して、自身たちも学ぶことがたくさんあるそうです。

近藤さん
「一番は"何かする"ということを学んだと思っています。先生からは"迷ったらやれ"と言われます。教えていただいて動けるようになりました。参加していなかったら、何も動けていなかったかもしれない」

勝又さん
「昼休みに高校で講習をやると、面倒くさいと思う人もいると思います。でも、受けた後は"受けて良かった、行った方がいいよ"って言ってくれる人もいます。自分たちも間違ったことを教えることはできないし、もっと理解しないといけないと思います」

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AEDを持ってサポートする近藤さん(左)

先日、近藤さんは祖父が亡くなるという悲しい出来事がありました。自宅で倒れ、隣に住んでいた近藤さんは胸骨圧迫で救命処置をしたそうです。「結局、亡くなってしまいましたけど、ライフセービングをしていなかったら何もできなかった。AEDがあったら、とか考えました。使う勇気があれば救える命があるんだということを感じました」

「人のために」を前提でライフセービングを続けている2人は命と真正面から向き合って自分を磨いています。
講師を務める教員も、サポートをする学生や生徒も「より多くの人に、もしもの時に一歩踏み出す勇気と知識をつけてほしい」という想いを胸に、今年度中に3000人の方に受講いただくことを目指して「いのちを守り合う成城ファミリー」プロジェクトの活動を続けます。

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